わが忘れなば

備忘録の意味で。タイトルは小沢信男の小説から。

読書

秋草俊一郎『アメリカのナボコフ―塗りかえられた自画像』

去年のうちによんだ。アメリカ時代以後のナボコフの作家としての活動(死後の活動、つまり遺族による遺稿出版などの活動も含む)と受容について研究した本。亡命ロシア人社会では有名だが英語圏では無名の作家という状態でナチスを逃れてアメリカに渡ったナ…

『黒き微睡みの囚人』

読み終わった。政変によってドイツを追われたヒトラーがロンドンで私立探偵をするという歴史改変小説。 という内容の夢をアウシュビッツの収容所にいる(実在の、しかし本当の歴史では戦争のはじまる前に死んだ)ユダヤ人作家が見ているという歴史改変小説、…

最近買った本と今読んでいる本

風疹抗体検査の結果きた。抗体価 256 倍とのこと。『黒き微睡みの囚人』は、2/3 程度で止まってしまった。今は、『From Bacteria to Bach and Back』を 読んでいる(p.70 程度まで)『掟破りの数学』掟破りの数学 ―手強い問題の解き方教えます―作者: Sanjoy …

最近読んだ本と読んでいる本

のうちいくつか。ラヴィ・ティドハー『黒き微睡みの囚人 』有楽町の三省堂で 1 月 30 日に買った。通勤中の車内と週末で、100 ページほど読んだ。 1933 年に政変が起きて、ヒトラーが失脚し、共産主義ドイツが誕生。ヒトラーは、イギリスに亡命し、私立探偵…

ピーター・シンガー『あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ』(NHK 出版)

休みの間に、ピーター・シンガー『あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ』(NHK 出版)を読。エピソード豊富で、なかなか面白かった。最終章のパーフィットやボストロムを引いての議論が興味深い。あなたが世界のた…

梅田のジュンク堂で買った本

田上孝一「マルクス疎外論の視座」森田邦久「理系人に役立つ科学哲学」Steven Pinker "The sense of style"マルクス疎外論の視座作者: 田上孝一出版社/メーカー: 本の泉社発売日: 2016/01/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を…

最近買った本

伊勢田哲治・なつたか『マンガで学ぶ動物倫理: わたしたちは動物とどうつきあえばよいのか』島田裕巳『お経のひみつ』Owen Jones "The Establishment"マンガで学ぶ動物倫理作者: 伊勢田哲治,なつたか出版社/メーカー: 化学同人発売日: 2015/11/16メディア: …

最近買った本

芦田均「第二次世界大戦外交史」(上)モンテニュー「エセー」(1)三上小又「ゆゆ式」(3)ノッツ「センチメンタル・ミー」 (1)第二次世界大戦外交史(上) (岩波文庫)作者: 芦田均出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/11/18メディア: 文庫この商品を含むブ…

先週買った3冊だが、

ベンサム本は、失敗だった。100 数十ページ読んで気づいた。『多数決を疑う』はよい。『不完全性定理』は途中まで。

ジュンク堂にて。

晴。梅田のジュンク堂で以下購入。『制服アバンチュール』1,2。 『神の子供』。 『歌舞伎はこう見ろ!』制服あばんちゅーる 1 (バンブーコミックス)作者: 伊丹澄一,さぬいゆう出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2014/10/07メディア: コミックこの商品を含むブ…

2014年8月の読書メーター

2014年8月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:834ページナイス数:0ナイス在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ (中公新書)読了日:8月15日 著者:福岡安則これだけは知っておきたい 日本と朝鮮の一〇〇年史 (平凡社新書)読了日:8月13…

石橋政嗣『非武装中立論』と松元雅和『平和主義とは何か』‐感想

石橋政嗣『非武装中立論』(社会新書、1980)を再読しました。twitter での感想。kohaku(@kohaku_nanamori)/「非武装中立論」の検索結果 - Twilog 最近、松元雅和『平和主義とは何か』(中公新書、2013)を読み、ここでの「現実主義と対話(対決)し…

松元雅和『平和主義とは何か』(中公新書、2013)

しばらく記録をサボってました。松元雅和『平和主義とは何か』(中公新書、2013)は、twilog kohaku(@kohaku_nanamori)/「平和主義とは何か」の検索結果 - Twilogをみると、3/26-3/28 に読了していました。twitter に書いた感想から。 松本雅和『平和主義と…

井坂洋子『朝礼』(1979、紫陽社)

3/16 に読んだ。何回目かは分からない。 twitter での感想。 荒川洋治の紫陽社が出した井坂洋子の『朝礼』(1979)は、真っ青な背景にピンクの明朝体で大きく「朝礼」と書かれたシンプルかつインプレッシブな装丁で実にナイス! 中身は「朝礼」、「制服…

桜庭コハル『みなみけ』3巻(2006、講談社)

3/10電車中に読んだ。 2 巻->1 巻->3 巻とやや変則に読んでしまった。 パジャマ・パーティの話が特に面白かった。次女かなと三女チアキの同級生(内田やマコちゃん)との関係が面白かったので、次巻以降でも掘り下げられることを期待している。 姉妹間、同級…