わが忘れなば

備忘録の意味で。タイトルは小沢信男の小説から。

2014-01-01から1年間の記事一覧

「男大空ハイライト」を発掘

今はなきとあるサイトの「雁屋哲アラカルト」というコーナにあった『男大空』というマンガのあるシーンのセリフをまとめたページを webarcheives から発掘してきました。このページは、すごくナイスだと思うのになくなって読めなくなってしまうのは残念だっ…

旧軍隊で行われた私刑

古山高麗雄『二十三の戦争短編集』を読みかえしていたら。 若い人のために、旧軍隊で行われた私刑についても、説明しておこう。 とても全部は書ききれないが、ビンタにも、対向ビンタといって、上級者は自分では手を下さず、二人を向かい合わせて、互いに殴…

新無神論者たちのイスラモフォビア

CJ WERLEMAN (1) という批評家のアメリカ合衆国における新無神論ムーブメントに関する記事を Salon.com というオンライン雑誌でいくつか読んだら、面白かったので、ちょっとまとめてみマス。 新無神論ムーブメントというのは、911 以後米国で活発になった世…

2014年8月の読書メーター

2014年8月の読書メーター読んだ本の数:4冊読んだページ数:834ページナイス数:0ナイス在日韓国・朝鮮人―若い世代のアイデンティティ (中公新書)読了日:8月15日 著者:福岡安則これだけは知っておきたい 日本と朝鮮の一〇〇年史 (平凡社新書)読了日:8月13…

Austin Gerig(2014)「多世界はあるか?」("Are There Many Worlds?")

arXiv で見つけた文献*1。ずばり、「多世界はあるか? 」("Are There Many Worlds?")というタイトルで、科学的に多世界の存在を検証する方法を提唱している論文らしい。 アブストラクト: 他の世界の存在は、科学的に証明することが不可能でありそれゆえ哲学…

サブで考えてた研究と似たようないい感じの研究があった,,. やだなあ… 明日はセミナーな訳だが、準備はかなり適当に… 疲れる… 帰りに近代麻雀読んだけど麒麟児ってマンガが面白かった. 今は、近代麻雀とゴラクが面白い.

Macbook Air 購入。

Mac

秋葉原ヨドバシにて Macbook Air 購入. 軽くセットアップした. ランチャー arfred 導入した. -> 辞書をすばやく引けるように設定する. -> した. cf) Alfredと辞書.appで高速快適な英語環境を手に入れる · THINKING MEGANE はてブ、evernote、Mendelay などの…

アップしたのは、2016 年 6 月 17 日。mixi に友達限定で、公開していたもの。twitter にも書いたが↓、顕正会の勧誘(布教?)にあってしまった。正直あんまり愉快な体験ではなかったので、モヤモヤを吐き出して置くためにここに詳しく書いておく。 >> 書店…

高木貞治・岸信介・田村淳の「相手の名前を忘れたときに相手の気持ちを害さないで聞きだす方法」

こんな記事タイラー・コーエン 「相手の名前をド忘れした時の対処法」 — 経済学101を読んだんですが、 ごまかし方その1. 「ファーストネームでお呼びしたいんですが、そういうわけにもいかないようですので」:「(ファーストネームで)「デイヴィッド」とお…

1936 年大統領選、Literary Digest 誌の予想おおはずし

N.Bostrom の "Anthropic Bias"(2002)Anthropic Bias - complete text | anthropic-principle.comより。 1936 年、Literary Digest 誌は、きたる大統領選挙の結果を予測するために世論調査を行った。彼らは、Alt Landon という共和党の候補が大差をつけて勝…

伊丹十三「最終楽章」(『ヨーロッパ退屈日記』)に出てくる放浪のピアノ弾きってこの人じゃないだろうか? 

伊丹十三「最終楽章」(『ヨーロッパ退屈日記』)に少年時代の伊丹に強い印象を残した「放浪のピアノ弾き」という人物が出てくる。 放浪のピアノ弾きはわたくしに向かって、 「チボーとコルトーだね」といった。 そうして詩集をちらっと見て、 「おや、村上菊…

Nakasone Medal...

こんな賞があった。。。HFSP Nakasone Award | Human Frontier Science Program受賞者には、大勲位の顔をあしらったメダルが授けられます。http://www.hfsp.org/sites/www.hfsp.org/files/NakasoneMedal_200.jpgどっか外国の硬貨みたい。なんか別の人にも似…

ちょっと昔(少なくとも1950年代くらい)まで、赤子のことを「赤さん」といっていた?

これは、前から気になってたことなんですが、少し古い小説を読むと赤子のことを会話や地の文で(「赤ちゃん」でなく)「赤さん」と呼んでいるというのに出くわすことが何度かありました。例↓ そのときには今のあき子さんがまだ五つか六つかで、下の坊ちゃん…

バークレーには「ノーベル賞受賞者専用の駐車場」がある

先日カリフォルニア大学バークレー校に行ってきたのだが、そのとき「バークレーの一番の名所だよ」といわれて案内されたのが、化学科の建物の前の駐車場スペース。「ノーベル賞受賞者専用」の駐車スペースだ。そんなん用意してもノーベル賞受賞者なんて一度…

1991~1993頃のフジテレビ、「実録犯罪史シリーズ」について

20年くらい前に、フジテレビの「金曜ドラマシアター」っていう枠で「実録犯罪史シリーズ」という実際に会った事件をもとにした二時間ドラマのシリーズがあったらしいんだけど、ネットで感想などを調べてみると、なんだか面白そうだった。『最期のドライブ…

Nick Bostrom"Anthropic Bias"(2002) 第二章

Nick Bostrom "Anthropic Bias"(2002) 第一章 - わが忘れなばの続きです。 Nick Bostrom"Anthropic Bias(2002)"の第二章です。 とりあえず、イアン・ハッキングの「逆ギャンブラーの誤謬」が出てくる第三節まで訳しました。追記していく予定です。(2014/01/…