論争
以前、ウクライナ出身でアメリカで活動している理論化学の研究者 A. クリロフの「科学を政治化する危機」と言うオピニオンに端を発する 2021 年から 2022 年にかけての論争について2回に及んで紹介した。科学における「キャンセルカルチャー」論争 - わが忘…
前回の記事で 2021-22 にかけてアメリカ化学会の発行する学術誌で起きた「キャンセルカルチャー」をめぐる論争について、大雑把なものながら紹介をした。反応を見ると、「科学の政治化」を憂い、「キャンセルカルチャー」批判を行う側のアンナ・クリロフに共…
最近、英語圏において物理化学系の学術誌に発表されたあるエッセイを起点として、こんな専門誌を舞台に意外な、と思うほどの盛り上がりを見せた論争が起きた。それは、「キャンセルカルチャー」を巡るものなのだが、日本語圏ではこの論争についてほとんど紹…
1950年代半ばから1960年代初頭にかけて行われた、花田・吉本論争に関わりのある批評・著作を読んでいくシリーズとして、まず『復興期の精神』所収の「ユートピアの誕生」を読んだ。戦時下に連載され、戦後になって単行本として刊行された『復興期の精神』の…
花田・吉本論争の全体像を把握したくなったので、未読・既読を含めて論争を論じた本を、ぼくの気付いた範囲でまとめてみた。自分用の読書計画表です。 ぼくの目にとまったものを挙げただけで、網羅的ではないです。他にもいろいろあるとは思うので、だんだん…