わが忘れなば

備忘録の意味で。タイトルは小沢信男の小説から。

桜庭コハル『みなみけ』3巻(2006、講談社)

3/10電車中に読んだ。
2 巻->1 巻->3 巻とやや変則に読んでしまった。
 パジャマ・パーティの話が特に面白かった。次女かなと三女チアキの同級生(内田やマコちゃん)との関係が面白かったので、次巻以降でも掘り下げられることを期待している。

 姉妹間、同級生間、姉妹の同級生と結構いろいろな関係が書き分けられていて、興味深いが、大人が親だけでなく教師まで排除されているのはどういう効果をこの漫画に与えているのだろう? (例外的に出て来る大人は”おじさん”と呼ばれる姉妹のいとこのみ)

 扇形の口とアップの多い”近い”感じが印象的。各話間に挟まれたラフなスケッチが可愛かった。